![]() チルド栄養エマルション
专利摘要:
脂肪、タンパク質、および炭水化物を含む栄養エマルションが開示される。このエマルションは、平均重合度少なくとも約10を有するポリデキストロースと複合した食品等級界面活性剤を含むV−複合体または水相を含み、栄養エマルションは、20℃での第1粘度約300cps未満、および前記第1粘度より少なくとも約50cps高い、温度0℃から8℃での第2粘度を有する。この栄養エマルションを製造する方法も開示される。この栄養エマルションは、使用前にチルドされたとき、驚くほど濃厚でクリーミーな質感を発現する。 公开号:JP2011507527A 申请号:JP2010539853 申请日:2008-12-19 公开日:2011-03-10 发明作者:ウエン−リウ,ジエイムズ;ウオルトン,ジヨセフ;シエアラー,ケイテイ;ステツプ,エミリー・エイ;メイザー,テリー;レイ,クロン−シ 申请人:アボット・ラボラトリーズAbbott Laboratories; IPC主号:A23L1-29
专利说明:
[0001] 本発明は、改善された粘度および口当たり特性を有するチルド栄養エマルション、およびこれらを製造する方法に関する。] 背景技術 [0002] 現在、市販され入手可能な多くの栄養飲料があり、さらに多くが消費者にはまだ容易に入手可能でないが、文献に記載されているか、または栄養飲料分野において周知である。これらの飲料は典型的に、脂肪、タンパク質、炭水化物、ビタミン、およびミネラルの組み合わせを、多くの場合ミルクベースのエマルションの一部として含有する。] [0003] これらの栄養飲料の幾つかは、低減されたカロリー密度を含有し、従って健康体重の維持を助けるために用いられる低カロリー食品を提供する。これらの低カロリー製剤は多くの場合、低減された脂肪濃度を含有し、追加成分が添加されて製品粘度に影響を及ぼさない限り、望ましくなく希薄であるか、または水っぽい質感を有することがある。] [0004] 栄養エマルション、特に低脂肪または低カロリー飲料の粘度を増大するための一方法は、可溶性繊維、またはこのような繊維に富む材料と共に製剤化することである。これらの可溶性繊維は典型的に、アルギン酸塩、カラギーナン、寒天、ペクチン、グアーガム、キサンタン、およびβグルカンなどの難消化性可溶性繊維の形態であり、これらはすべて最終的に製品粘度を増大するゲル化または保水特性を有する。しかしながら、特に得られた高い粘度は、許容レベルの熱浸透を生じるために、より長くより苛酷な滅菌工程も必要とするため、これらの可溶性繊維は加工をさらに困難なものにすることがある。滅菌時の苛酷な熱処理の使用は、メイラード反応生成物の生成を増加させる可能性があり、これは飲料の色および風味に影響を及ぼす可能性があり、従って飲料の全般的な官能受容性を低下させる可能性がある。高レベルの可溶性繊維の使用はまた、実際にエマルションを不安定にし、飲料に粘液性(slimy)の口当たりを付与する可能性もある。] [0005] 低脂肪または低カロリー飲料を含む、栄養エマルションの粘度を増大する別の方法は、トウモロコシまたは他の同様のデンプンと共に製剤化することである。しかしながら、デンプンが粘度を付与する能力は、水系におけるこれらの固有の粒状構造の残存性、および水系での濃度に依存する。様々な加熱およびせん断ステップを含む、エマルション加工に伴う多くの可変因子のため、デンプンの粒状構造を維持するのは困難であり、従って得られるエマルションの粘度を制御するのは困難である。また可溶性繊維と同様に、特に得られた高い粘度は、許容レベルの熱浸透を生じるために、より長くより苛酷な滅菌工程も必要とするため、デンプン自体も加工をより困難なものにすることがある。] [0006] さらに最後に、比較的高い粘度で製剤化された従来技術の低脂肪または低カロリー栄養エマルションが存在する可能性があるが、このような高粘度は、低減された脂肪含量に伴う希薄であるか、または水っぽい口当たりを完全には隠ぺいまたは補填しない。換言すると、この栄養エマルションは所望の粘度を有するかもしれないが、典型的にはより高い脂肪レベルに通常伴うクリーミーな口当たりを有さない。] 発明が解決しようとする課題 [0007] 従って、より高脂肪の製剤に類似した、望ましい粘度およびクリーミーな口当たりの両方を有する、新規な栄養液、特に低脂肪または低カロリー製品が求められている。] 課題を解決するための手段 [0008] 本発明の第1の実施形態は、平均重合度少なくとも約10を有するポリデキストロースと複合した食品等級界面活性剤を含むV−複合体を包含する、脂肪、タンパク質、および炭水化物を含む栄養エマルションであって、栄養エマルションは、20℃での第1粘度約300cps未満、および第1粘度より少なくとも約50cps高い、温度0℃から8℃での第2粘度を有する。] [0009] 本発明の第2の実施形態は、食品等級界面活性剤および平均重合度少なくとも約10を有するポリデキストロースを含む水相を含む、脂肪、タンパク質、および炭水化物を含む栄養エマルションであって、栄養エマルションは、20℃での第1粘度約300cps未満、および第1粘度より少なくとも約50cps高い、温度0℃から8℃での第2粘度を有する。] [0010] 本発明の第3の実施形態は、栄養エマルションを調製する方法であって、前記方法は、(a)食品等級界面活性剤を平均重合度少なくとも約10を有するポリデキストロースと化合することによって、実質的に脂肪を含まない水性スラリーを形成するステップ、(b)水性スラリーを脂肪およびタンパク質と化合および均質化して、食品等級界面活性剤約10重量%から100重量%およびポリデキストロース約10重量%から100重量%を含む水相を有する栄養エマルションを形成するステップであって、栄養エマルションが、20℃で測定した第1粘度約300cps未満、および第1粘度より少なくとも約50cps高い、約0℃から約8℃で測定した第2粘度を有するステップを含む。得られる栄養エマルションはさらに、水相のポリデキストロースおよび食品等級界面活性剤の一部または全部の組み合わせによって形成されたV−複合体の存在を特徴とすることができる。] [0011] 本発明の種々の実施形態は、加工および貯蔵中は低い粘度を有するが、チルドされたとき、驚くほど高い粘度を有する栄養エマルションを提供する。チルド飲料として、この栄養エマルションはまた、驚くほど濃厚でクリーミーな質感または口当たりを有する。] [0012] 本発明の種々の実施形態は、栄養エマルション、およびこれらのエマルションを製造する方法を含むことができ、これらはすべて本明細書に定義される選択されたV−複合体、ならびに/またはポリデキストロースおよび食品等級界面活性剤の選択された組み合わせを含む水相を含むことができる。種々の実施形態のこれらおよび他の必須または任意成分を以下に詳しく記載する。] [0013] 本明細書で用いられる用語「栄養エマルション」は、別段の指定のない限り、ヒトにおいて経口栄養の単独、主要、または補助供給源として用いるのに適した、脂肪、タンパク質、および炭水化物を含む室温エマルションを意味する。このような栄養エマルションには、古典的なエマルション(例えば、複合、油中水型、水中油型など)、懸濁液(例えば、懸濁固体)、およびこれらの組み合わせが含まれる。栄養エマルションはもっとも典型的には、連続水相および不連続油相を有する水中油型エマルションである。] [0014] 本明細書で用いられる粘度価は、別段の指定のない限り、室温(20℃)または指定された温度で、62スピンドルを備えたBrookfield Viscometer(Model DV−II+)を用いて得られる。粘度は、目盛上で読み取りを得ることのできる最大速度のスピンドル速度で粘度計を操作することによって測定される。測定された粘度価は、せん断応力とせん断速度の比を示し、ダイン・秒/cm2、即ちポワズ、またはより典型的にはセンチポアズ(cps)、即ちポワズの1/100として表わされる。] [0015] 本明細書で用いられるすべてのパーセント、部、および比は、別段の指定のない限り、総組成物の重量による。記載する成分に関するこのような重量はすべて活性レベルに基づき、従って別段の指定のない限り、市販され入手可能な材料に含まれる可能性のある溶媒も副生成物も含まない。] [0016] 本発明の単数の特性または限定への任意の言及には、別段の指定のない限り、対応する複数の特性または限定が含まれ、逆も同様である。] [0017] 本明細書で用いられる方法または工程の任意の組み合わせは、別段の指定のない限り、任意の順序で実施できる。] [0018] 本発明の組成物および方法の実施形態は、残りの組成物が本明細書に定義された必須の限定をすべて含むならば、本明細書に記載の任意の特定の成分を実質的に含まなくてもよい。この文脈において、用語「実質的に含まない」は、この組成物が本明細書に開示した特定成分を機能量未満含む可能性のあることを意味し、典型的には特定成分約1重量%未満であり、約0.5重量%未満を含み、さらに約0.1重量%未満を含み、さらに0重量%を包含する。] [0019] 本発明の組成物および方法の実施形態は、本明細書に記載の本発明の必須要素、ならびに本明細書に記載されているか、または栄養適用例に有用である任意の追加または任意成分または構成成分を含むか、またはこれらからなるか、または本質的にこれらからなることができる。] [0020] 本明細書で用いられる用語「食品等級界面活性剤」は、別段の指定のない限り、本明細書に記載の炭水化物−界面活性剤複合体(V−複合体)の界面活性剤構成成分を意味する。] [0021] 製品形態 本発明の栄養エマルション実施形態は、室温(20℃)で測定した粘度約300cps未満、典型的には約10cpsから約160cps、より典型的には約20cpsから約70cpsを有するエマルションである。] [0022] 消費直前に、栄養エマルションを温度約0℃から約8℃(約1℃から約6℃を含み、さらに約2℃から約4℃を含む。)に冷却またはチルドすることができ、この時点でチルド栄養エマルションの粘度は、対応する室温粘度より少なくとも約50cps増大する(約100から約700cpsの増大を含み、さらに約150cpsから約350cpsの増大を含む。)。] [0023] チルドされた栄養エマルション、従って室温の栄養エマルションより高い粘度を有するチルド栄養エマルションは、典型的にチルド粘度少なくとも約120cps(約120cpsから約600cpsを含み、さらに約150cpsから約450cpsを含み、さらに約200cpsから約400cpsを含む。)を有する。] [0024] 栄養エマルションは典型的に、ミルクベース(豆乳または牛乳)または他の水中油型エマルションを含む水性エマルションの形態であり、もっとも典型的にはミルクベースのエマルションである。栄養液は、潜在的な単独、主要、または補助栄養供給源を提供するために、または特定の疾患もしくは状態を罹患している個体に用いるための特殊栄養エマルションを提供するために、十分な種類および量の栄養素と共に製剤化することができる。] [0025] V−複合体 本発明の栄養エマルション実施形態は、平均重合度少なくとも約10を有するポリデキストロースと組み合わせた食品等級界面活性剤を含むV−複合体の存在を特徴とすることができる。V−複合体は、例えば本明細書に記載の加工方法に従って、製造工程前または製造工程中に形成することができる。] [0026] 本明細書で用いられる用語「V−複合体」は、別段の指定のない限り、実質的に脂肪を含まず、食品等級界面活性剤および平均重合度少なくとも約10を有するポリデキストロース(即ち、α(1,4)架橋グルコースポリマー)を含む組み合わせによって形成された炭水化物−界面活性剤複合体を指す。水性液体において、選択されたグルコースポリマーは、疎水性コアを有する左巻きの6残基へリックスを形成する。適切な加工条件下、この疎水性コアは、食品等級界面活性剤の疎水性部を捕捉して、特有のV−複合体r線回折パターンを有する炭水化物−界面活性剤複合体を形成する。この種の複合体を本明細書ではV−複合体と称する。] [0027] 栄養エマルションは、V−複合体の存在に関して評価することができる。これは、製品を本明細書に記載のとおり冷蔵または冷却したときの粘度変化を測定することによって間接的に、および/または従来のx線回折法でV−複合体の存在に関して製品を評価することによって行うことができる。このようなx線回折法は、例えば、J−L JaneおよびRobyt,J.(1984)Carbohydrate Research 132:105.Journal of Rheology(May 1998)、Volume 42、3号、507から525頁、Mercier,C.、R.Charbonniere、J.Grebaut、およびJ.F.de La Gueriviereに記載されている。] [0028] 栄養エマルションにおけるV−複合体の包含および形成は、得られる栄養エマルションのレオロジープロファイルに影響を及ぼす。エマルションの水相にV−複合体を有する栄養エマルションは、室温(20℃)で比較的低い粘度を有するが、チルドされたとき、温度降下が水相中のV−複合体形成をさらに促進し、これが次いでエマルションに粘度およびクリーミーな口当たりの両方を付与するため、著しく高い粘度を有する。製造時の低い粘度は、加工または滅菌温度の低減を可能にする。これが製造コストを低減する可能性があり、ならびに最終製品において望ましくないメイラード反応生成物の形成速度または程度を低減する可能性がある。] [0029] 栄養エマルション中のV−複合体は、消費されたとき、クリーミーな口当たりを提供することが見出されている。この文脈において、用語「クリーミー」は、この製品がより高い脂肪含量を有する栄養エマルションに類似した口当たりを有することを意味する。従って、エマルション中の脂肪含量の低減に通常伴う水っぽい口当たりをV−複合体が補うため、この栄養エマルションは、低脂肪製剤として製剤化されるとき特に有用である。] [0030] V−複合体は、本明細書に記載の方法によって、栄養エマルション中に形成することができる。これは典型的に、実質的に脂肪を含まない別の水性スラリーに食品等級界面活性剤とポリデキストロースを化合し、次いでこれを用いて、エマルションの水相の一部または全部を形成することを含む。このように、水性スラリー全体に食品等級界面活性剤を溶融および分散する条件下、選択された食品等級界面活性剤およびポリデキストロースを加工時に水性スラリーに分散し、その後、他の脂肪およびタンパク質成分と化合および均質化して、栄養エマルションを形成することができる。] [0031] しかしながら、栄養エマルションは、特に油構成成分がエマルションに乳化されるのを助けるために、水相に食品等級界面活性剤に加えて他の界面活性剤を含有できるが、これらの油相界面活性剤は、本明細書に記載のポリデキストロースと所望のV−複合体を形成しないことに留意されたい。栄養エマルションに添加される油配合物は典型的に、油の1から6重量%の界面活性剤を含有する。] [0032] 本明細書で用いられる用語「実質的に脂肪を含まない」は、栄養エマルションの水相または栄養エマルションの調製に用いられる水性スラリーである、言及される材料が、脂肪約0.1重量%未満(0.05重量%を含み、さらにゼロ重量%を含む。)を含有することを意味する。しかしながら、このような除外は食品等級界面活性剤には適用されず、アシルグリセロールの場合、脂肪とみなされ得ることが理解される。] [0033] 食品等級界面活性剤および選択された炭水化物を含む水性スラリーを典型的には加熱して界面活性剤を溶融し、十分に混合して界面活性剤および選択された炭水化物を分散または溶解し、このようにしてこれらの成分の相互作用を助長して、これらから所望のV−複合体を形成する。次いで、得られたV−複合体スラリーを、所望の栄養エマルションを製造するための従来または公知の加工ステップに従って他の成分と共に加えることができる。水性スラリーを、もっとも典型的には界面活性剤の融点を超える温度に加熱し、この熱は界面活性剤に添加される加熱炭水化物混合物の形態で加えることができ、続いて新しく形成された水性スラリーに界面活性剤が溶融する。] [0034] 栄養エマルションが後に消費に先立って冷却またはチルドされるとき、条件はV−複合体のさらなる形成に有利であり、これにより製品粘度およびクリーミーな口当たりが驚くほど増大する。得られるV−複合体は唾液酵素で消化できる本質的にごく小さい粒子であるため、栄養エマルションが比較的低レベルの脂肪を含有する場合であっても(他の状況では希薄な水っぽい口当たりを生じるはずである。)、V−複合体は濃い水中油型エマルション、例えばミルクベースまたは他の脂肪ベースエマルションに類似した濃厚でクリーミーな口当たりを付与する。] [0035] しかしながら、単に食品等級界面活性剤およびポリデキストロースを含むだけであり、後者2種の成分をエマルションの水相で化合せず、水相でV−複合体も形成しない多くの従来技術の組成物と、本発明の栄養エマルション実施形態とは異なる。換言すると、組成物にこれら2種の成分を単に包含するだけでは、これらがさらに栄養エマルションの水相で化合されるか、または複合されない限り、所望の粘度利益を達成するのに十分でない。] [0036] 水相またはV−複合体のポリデキストロース構成成分は、平均重合度少なくとも約10(約20から約400を含み、さらに約40から約200を含み、さらに約60から約100を含む。)を有する。本明細書では本発明を定義する目的のために、用語「重合度」および「平均重合度」は、平均重合価度を意味するために交換可能に用いられる。重合度(DP)は、ポリマーのグルコースまたはモノマー単位数を指す、当分野で認識されている用語である。] [0037] 本発明で用いるのに適したポリデキストロースには、必要な重合度を有し、さらに経口栄養製品に用いるのに安全である任意のグルコースポリマーを含むことができる。特に有用なものは、マルトデキストリンおよびデンプンである。] [0038] 本発明で用いるのに適したマルトデキストリンは、経口栄養製品に用いるのに安全であり、さらに必要なDP価を有するものであり、この非限定的な例には、Maltrin(登録商標)M040(DE範囲4から7)、Maltrin(登録商標)M050(DE範囲4から7)、Maltrin(登録商標)M070(DE範囲6から9)、Maltrin(登録商標)M440(DE範囲4から7)が含まれ、すべてGrain Processing Corporation、Muscatine、Iowa、USAから入手可能である。ここで、DEは、マルトデキストリンのデキストロース当量を指す。DE価は、等式DP=100/DEに従ってDP価と相関する。] [0039] V−複合体の形成に用いるのに適したデンプンには、通常のデンプン、化工デンプン、例えば冷水可溶性デンプン、α化デンプン、または酸希薄(acid thinned)デンプンなどを含むことができる。] [0040] 本発明で用いるための食品等級界面活性剤には、経口栄養に用いるのに適しており、少なくとも1つの疎水性部分、典型的には炭化水素炭素を含む界面活性剤が含まれる。このような界面活性剤の非限定的な例には、12個以上の炭素原子(炭素原子12から24個を含み、さらに炭素原子18から22個を含む。)を有する1つ以上の脂肪酸のモノおよびジアシルグリセロールエステルが含まれ、このような脂肪酸の特定の非限定的な例には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、およびベヘン酸が含まれる。これらのアシルグリセロールおよびこれらを調製する方法は、製剤分野で周知であり、これらのすべてを本発明の栄養エマルション実施形態および方法に用いる食品等級界面活性剤の調製において本発明で用いることができる。] [0041] 適切なアシルグリセロールの特定の非限定的な例には、Myverol(商標)18−06モノアシルグリセロール(水素添加ダイズ油由来の蒸留モノグリセリド、Foodpro Co.、Dubai、United Arab Emirates)、Dimodan S K−AおよびDimodan R/D K−A(Danisco)、ならびにBFP65PLM(American Ingredients)が含まれる。本発明で用いるのに適した他の食品等級界面活性剤の特定の非限定的な例には、ステアロイル−2乳酸ナトリウム(SSL)、スクロースエステル、ジアセチル酒石酸エステル、およびこれらの組み合わせが含まれる。] [0042] 適切な食品等級界面活性剤の他の非限定的な例は、この記載を参照により本明細書の一部とするUS Patent 5,645,856に記載されている。このような界面活性剤の非限定的な例には、グリセリルモノ/ジ−カプリラート、グリセリルモノ/ジ−カプリラート/カプラート、グリセリルモノ−カプリラート、グリセリルモノ−ステアラート、グリセリルモノ/ジ−リシノレアート、グリセリルカプリラート/カプラート、グリセリルモノ−オレアート、グリセリルジラウラート、グリセリルモノ−オレアート、ヒマワリ油由来の蒸留モノグリセリド、およびこれらの組み合わせが含まれる。] [0043] 他の適切な食品等級界面活性剤には、脂肪酸のモノおよび/またはジ−グリセリドの酢酸、コハク酸、乳酸、クエン酸、および/または酒石酸エステル、例えば、蒸留アセチル化モノグリセリド、カプリル酸/カプリン酸ジグリセリルスクシナート、モノ/ジ−スクシニル化モノグリセリド、グリセリルステアラートシトラート、グリセリルモノステアラート/シトラート/ラクタート、モノグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、およびこれらの組み合わせが含まれる。] [0044] 栄養エマルションに用いるためのアシルグリセロールまたは他の食品等級界面活性剤の量は、エマルションの水相にV−複合体を形成するのに十分であるべきである。このような量は、栄養エマルションの少なくとも約0.003重量%(約0.1から約5重量%を含み、さらに約0.2から約1重量%を含む。)を占めることができる。しかしながら、栄養エマルションはさらに、V−複合体の形成以外の目的のために、例えば栄養エマルションまたはこの構成成分の乳化剤として、追加の食品等級界面活性剤を含んでもよいことに留意されたい。] [0045] 栄養エマルションに用いるための選択されたポリデキストロースの量は、エマルションの水相にV−複合体を形成するのに十分であるべきである。このような量は、栄養エマルションの少なくとも約0.5重量%(約0.75から約20重量%を含み、さらに約1から約5重量%を含み、さらに約1.5から約3.5重量%を含む。)を占めることができる。しかしながら、栄養エマルションはさらに、平均DP価約10未満を有するもの、ならびにDP価約10超を有するもの(DP価約10から約400を有するものを含む。)を含む追加のデンプン、マルトデキストリン、または他の炭水化物を含んでもよいことに留意されたい。] [0046] 形成された複合体の選択されたポリデキストロースと食品等級界面活性剤構成成分の結果として得られる重量比は、V−複合体の選択された炭水化物および界面活性剤を含む、選択された製剤に応じて多様であることができる。このような比は、もっとも典型的には約50:1まで(約30:1から約1:1を含み、さらに約10:1から約5:1を含む。)の範囲である。] [0047] 多量栄養素 本発明の栄養エマルション実施形態は、すべて本明細書に記載の水相またはV−複合体のポリデキストロースおよび食品等級界面活性剤構成成分に加えて、またはこれらを包含して、脂肪、タンパク質、および炭水化物多量栄養素を含む。経口栄養製品に用いるために公知であるか、または適しているこのような栄養素の任意の供給源も、このような栄養素が同様に製剤の他の選択された成分と適合性であるならば、本発明に用いるのに適している。] [0048] 各多量栄養素の濃度または量は、意図される使用者の栄養必要性に応じて多様であることができ、このような濃度または量はもっとも典型的には下記の実施範囲の1つに含まれる(ポリデキストロースおよび食品等級界面活性剤、またはV−複合体の構成成分を包含する。)。] [0049] ] [0050] 本発明に用いるのに適した脂肪源の非限定的な例には、ヤシ油、分留ヤシ油、ダイズ油、トウモロコシ油、オリーブ油、サフラワー油、高オレイン酸サフラワー油、MCT油(中鎖トリグリセリド)、ヒマワリ油、高オレイン酸ヒマワリ油、パームおよびパーム核油、パームオレイン、キャノーラ油、海産油(marine oil)、綿実油、および組み合わせを含むことができる。] [0051] 本発明に用いるのに適した炭水化物源の非限定的な例には、加水分解または化工デンプンまたはトウモロコシデンプン、グルコースポリマー、コーンシロップ、コーンシロップ固体、コメ由来炭水化物、グルコース、フルクトース、ラクトース、高果糖コーンシロップ、難消化性オリゴ糖(例えば、フルクトオリゴ糖)、ハチミツ、糖アルコール(例えば、マルチトール、エリトリトール、ソルビトール)、およびこれらの組み合わせを含むことができる。] [0052] 本発明に用いるのに適したタンパク質源には、加水分解、部分加水分解、または非加水分解タンパク質またはタンパク質源が含まれ、これらはミルク(例えば、カゼイン、乳清)、動物(例えば、肉、魚)、穀物(例えば、コメ、トウモロコシ)、野菜(例えば、ダイズ)、またはこれらの組み合わせなどの任意の公知または適切な供給源に由来することができ、このようなタンパク質の非限定的な例には、ミルクタンパク質単離物、カゼインタンパク質単離物、ミルクタンパク質濃縮物、牛全乳、部分または完全脱脂乳、およびダイズタンパク質単離物などが含まれる。] [0053] 栄養エマルションは、エマルション100ml当たり脂肪約0.1から約2.0g(約0.5から約1.5gを含み、さらに約0.75から約1.1gを含む。)を含み、および/または総カロリーの百分率として脂肪約1%から約20%(約3%から約10%を含み、さらに約4%から約8%を含む。)を含む低脂肪エマルションとして製剤化することもできる。] [0054] 栄養エマルションは、エマルション240ml当たり約50から約200kcal(約75から約170を含み、さらに約99から約140kcalを含む。)を含む低カロリー製品として配合することもできる。] [0055] 任意成分 本発明の栄養エマルション実施形態はさらに、製品の物理的、化学的、美的、または加工特性を改変することができるか、または標的集団に用いられたとき、医薬構成成分または追加栄養構成成分としての機能を果たすことのできる、他の任意の構成成分を含むことができる。多くのこのような任意成分は他の栄養製品に用いるのに公知または適切であり、このような任意成分が経口投与に安全で有効であり、選択された製品形態の必須成分および他の成分と適合性であるならば、本発明の組成物にも用いることができる。] [0056] このような任意成分の非限定的な例には、保存剤、抗酸化剤、他の追加乳化剤、緩衝剤、医薬活性剤、本明細書に記載の追加栄養素、人工甘味料(例えば、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース)を含む甘味料、着色剤、香味剤、増粘剤、および安定化剤などが含まれる。] [0057] 本発明の栄養エマルション実施形態はさらに、種々の様々な他のビタミンまたは関連栄養素のいずれかを含むことができ、この非限定的な例には、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、チアミン、リボフラビン、ピリドキシン、ビタミンB12、カロテノイド、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンC、コリン、イノシトール、これらの塩および誘導体、ならびにこれらの組み合わせが含まれる。] [0058] 栄養エマルション実施形態はさらに、種々の他の追加ミネラルのいずれかを含むことができ、この非限定的な例には、カルシウム、リン、マグネシウム、鉄、亜鉛、マンガン、銅、ナトリウム、カリウム、モリブデン、クロム、セレン、塩化物、およびこれらの組み合わせが含まれる。] [0059] 製造方法 本発明の栄養エマルション実施形態は、本発明の方法実施形態に従って調製することができる。これらの方法実施形態は、以下のステップを含むことができる。] [0060] (a)食品等級界面活性剤を平均重合度少なくとも約10を有するポリデキストロースと化合することによって、実質的に脂肪を含まない水性スラリーを形成するステップ、 (b)水性スラリーを脂肪およびタンパク質と化合および均質化して、食品等級界面活性剤約10重量%から100重量%およびポリデキストロース約10重量%から100重量%を含む水相を有する栄養エマルションを形成するステップであって、栄養エマルションが、20℃で測定した第1粘度約300cps未満、および第1粘度より少なくとも約50cps高い、約0℃から約8℃で測定した第2粘度を有するステップ。] [0061] 本発明の第2の方法実施形態は、以下のステップを含むことができる。] [0062] (a)食品等級界面活性剤を平均重合度少なくとも約10を有するポリデキストロースと化合することによって、実質的に脂肪を含まない水性スラリーを形成するステップ、 (b)水性スラリーを脂肪およびタンパク質と化合および均質化して、もっとも典型的にはそれぞれ約10重量%から100重量%である、ポリデキストロースと複合させた食品等級界面活性剤の少なくとも一部を含有するV−複合体を含む水相を有する栄養エマルションを形成するステップであって、栄養エマルションが、20℃で測定した第1粘度約300cps未満、および第1粘度より少なくとも約50cps高い、約0℃から約8℃で測定した第2粘度を有するステップ。] [0063] 上記の方法実施形態は、本明細書に記載した栄養エマルション実施形態の種々の要素または特徴も含むように改変することができる。] [0064] 方法実施形態は典型的にさらに、加熱または熱も供給しながら、食品等級界面活性剤が溶融し、ポリデキストロースが可溶化され、これによって2種の成分が水性スラリー全体に分散するのに十分な物理的せん断または混合を水性スラリーに提供するステップを含む。] [0065] 方法実施形態はさらに、得られた栄養エマルションを適切な容器で包装するステップを含むことができる。この方法はさらに、包装した栄養エマルションをレトルト滅菌に供して、本明細書に記載の第1および第2粘度を有するレトルト包装された栄養エマルションを生成するステップを含むことができる。レトルト滅菌は製剤分野の技術者に周知の加工ステップであり、典型的には包装された液体栄養物の高温処理を含む。栄養エマルションは、レトルト滅菌ではなく、無菌的に包装することもできる。] [0066] 本発明の方法実施形態はさらに、以下のステップを含むことができるか、または使用者もしくは消費者が以下のステップを実行するための使用説明書を含むことができ、このようなステップには、1)使用前に栄養エマルション、または包装された栄養エマルションを冷却または冷蔵するステップ、または2)エマルションの粘度を20℃で測定した第1粘度より少なくとも約50cps(これには約100から約700cpsの増大を含むことができ、さらに約150cpsから約350cpsの増大を含むことができる。)増大するのに十分な温度に、栄養エマルション、またはレトルト包装された栄養エマルションを冷却または冷蔵するステップを含むことができる。所望の粘度増大を達成するために、栄養エマルションをもっとも典型的には約0℃から約8℃に冷却し、これには温度約1℃から約6℃を含むことができ、さらに温度約2℃から4℃を含むことができる。] [0067] チルドされた栄養エマルション、従って室温の栄養エマルションより驚くほど高い粘度を有するチルド栄養エマルションは、典型的にチルド粘度少なくとも約120cps(約120cpsから約600cpsを含み、約150cpsから約450cpsを含み、さらに約200cpsから約400cpsを含む。)を有する。] [0068] その後栄養エマルションが、消費に先立って冷却またはチルドされるとき、条件はV−複合体のさらなる形成または発生に有利であり、これにより製品粘度およびクリーミーな口当たりが驚くほど増大する。得られるV−複合体は唾液酵素で消化できる本質的にごく小さい粒子であるため、低レベルの脂肪が栄養エマルションに存在する場合であっても、V−複合体は濃厚でクリーミーな口当たりを付与する。] [0069] 栄養エマルションは、この製剤が特定の水相またはV−複合体を形成するために必須の本明細書に記載した加工ステップを含むか、またはこれらに適応しなければならないことを除いて、栄養エマルションを製造するため、もっとも典型的には栄養エマルションまたはミルクベースのエマルションを製造するための任意の従来または公知の方法によって製造することができる。もっとも典型的には、2つ以上の個別のスラリーを調製し、この1つは実質的に脂肪を含まず、選択されたマルトデキストリンまたはデンプンと組み合わせた食品等級界面活性剤を含む水性スラリーでなければならない。他のスラリーには、脂肪/油中タンパク質スラリー(例えば、タンパク質、脂肪、乳化剤、または水性スラリーの食品等級界面活性剤に追加の界面活性剤)、水中タンパク質スラリー(例えばタンパク質、水)、および追加の炭水化物スラリーを含むことができる。複数のスラリーを最終的に配合タンクで一緒に化合し、超高温加工に供し、均質化し、添加ビタミンまたは他の任意成分を注入し、必要に応じて水で希釈する。次いで、得られた栄養エマルションを無菌的に包装するか、またはレトルト安定パッケージに充填し、その後レトルト滅菌に供することができる。] [0070] 当然ながら、本発明の実施形態は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本明細書に示したもの以外の方法で行うことができる。従って、本発明の実施形態は、すべての点において例示的および非限定的なものであり、すべての変更および等価物も本発明の記載に含まれるとみなされる。] [0071] 以下の実施例は、本発明の範囲に含まれる特定の実施形態を表わすものであり、それぞれ単に例示の目的で示され、本発明の精神および範囲から逸脱することなく多くの変形が可能であることから、本発明を限定するものとして解釈されるべきでない。例示される量はすべて、別段の指定のない限り、組成物の総重量に基づく重量パーセントである。] [0072] (実施例1から3) 本発明の栄養エマルション実施形態を、本発明の方法実施形態に従って、下記の成分を化合することによって調製する。] [0073] ] [0074] CHO、PIW、およびPIFそれぞれのスラリーを別々に調製する。それぞれ個々のスラリーに関して、選択された材料に適した温度およびせん断下でこのスラリーの成分を混合し、その後、種々のスラリーを配合タンクで化合し、超高温処理(UHT)に供し、次いで、約3000psiで均質化する。その後、均質化した混合物にビタミンを添加する。得られた混合物を必要に応じて水で希釈して、所望の濃度を得る。その後、最終混合物をレトルト安定8ozプラスチックボトルに充填し、次いでレトルト滅菌に供する。この包装された栄養エマルションは、選択されたマルトデキストリンまたはデンプン構成成分と複合した食品等級界面活性剤を含むV−複合体を有する水相が存在すること、または食品等級界面活性剤少なくとも約10重量%およびポリデキストロース(マルトデキストリンまたはデンプン)少なくとも約10重量%が水相に存在することを特徴とする。次いで、使用前に冷却または冷蔵するための使用説明書をレトルト包装製品にラベルとして付ける。] [0075] 栄養エマルションを包装から取り出し、V−複合体の存在を試験する。] [0076] 得られたそれぞれのレトルト包装栄養エマルション(実施例1から3)は、20℃で測定された粘度約20から160cpsを有する。それぞれを0℃から8℃に冷蔵し、チルド粘度約220から約350cpsを発現させ、次いでこれをチルドとして消費する。このチルドエマルションは濃厚でクリーミーな口当たりを有する。] [0077] (実施例4から6) 実施例1から3を繰り返すが、レトルト滅菌の代わりに、得られた栄養エマルションを8ozプラスチック容器で無菌的に包装する。包装された栄養エマルションは、選択されたマルトデキストリンまたはデンプン構成成分と複合した食品等級界面活性剤を含むV−複合体を有する水相が存在すること、または食品等級界面活性剤少なくとも約10重量%およびポリデキストロース(マルトデキストリンまたはデンプン)少なくとも約10重量%が水相に存在することを特徴とする。次いで、使用前に冷却または冷蔵するための使用説明書を無菌包装製品にラベルとして付ける。] 実施例 [0078] 得られたそれぞれのレトルト包装栄養エマルション(実施例1から3)は、20℃で測定された粘度約20から160cpsを有する。それぞれを0℃から8℃に冷蔵し、チルド粘度約220から約350cpsを発現させ、次いでこれをチルドとして消費する。チルドエマルションは濃厚でクリーミーな口当たりを有する。]
权利要求:
請求項1 平均重合度少なくとも10を有するポリデキストロースと複合した食品等級界面活性剤を含むV−複合体を含む、脂肪、タンパク質、および炭水化物を含む栄養エマルションであって、栄養エマルションが、20℃での第1粘度300cps未満、および前記第1粘度より少なくとも50cps高い、温度0℃から8℃での第2粘度を有する、栄養エマルション。 請求項2 食品等級界面活性剤および平均重合度少なくとも10を有するポリデキストロースを含む水相を含む、脂肪、タンパク質、および炭水化物を含む栄養エマルションであって、栄養エマルションが、20℃での第1粘度300cps未満、および第1粘度より少なくとも50cps高い、温度0℃から8℃での第2粘度を有する、栄養エマルション。 請求項3 食品等級界面活性剤が、C12以上のモノアシルグリセロールを含む、請求項1または2に記載の栄養エマルション。 請求項4 ポリデキストロースが、平均重合度20から400を有するマルトデキストリンを含む、請求項1または2に記載の栄養エマルション。 請求項5 栄養エマルションが、ポリデキストロース1重量%から5重量%、および食品等級界面活性剤0.001重量%から5重量%を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の栄養エマルション。 請求項6 栄養エマルションが、ポリデキストロースと食品等級界面活性剤との重量比50:1から1:1を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の栄養エマルション。 請求項7 栄養エマルションが、総カロリーの百分率として脂肪10から85重量%、タンパク質5から80重量%、および炭水化物10から85重量%を含む、レトルト包装されたミルクベースのエマルションである、請求項1から6のいずれか一項に記載の栄養エマルション。 請求項8 栄養エマルションが、エマルション100ml当たり脂肪0.1から2.0グラムを含有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の栄養エマルション。 請求項9 栄養エマルションが、20℃での第1粘度10から160cps、および前記第1粘度より100から350cps高い、温度0℃から8℃での第2粘度を有する、請求項1から8のいずれか一項に記載の栄養エマルション。 請求項10 栄養エマルションを調製する方法であって、前記方法が、(a)食品等級界面活性剤を平均重合度少なくとも10を有するポリデキストロースと化合することによって、実質的に脂肪を含まない水性スラリーを形成するステップ、(b)水性スラリーを脂肪およびタンパク質と化合および均質化して、食品等級界面活性剤10重量%から100重量%およびポリデキストロース10重量%から100重量%を含む水相を有する栄養エマルションを形成するステップであって、栄養エマルションが、20℃で測定した第1粘度300cps未満、および第1粘度より少なくとも50cps高い0℃から8℃で測定した第2粘度を有するステップ、ならびに(c)栄養エマルションを包装するステップを含む方法。 請求項11 栄養エマルションが、食品等級界面活性剤およびポリデキストロースの組み合わせによって形成されたV−複合体の存在を特徴とする、請求項10に記載の方法。 請求項12 包装された栄養エマルションをレトルト滅菌に供するステップをさらに含む、請求項10または11に記載の方法。 請求項13 飲用前に栄養エマルションを、好ましくは温度0℃から8℃に、冷却または冷蔵するための使用説明書を提供するステップをさらに含む、請求項10、11、または12に記載の方法。 請求項14 食品等級界面活性剤が、C12以上のモノアシルグリセロールを含み、V−複合体が、重合度20から400を有するマルトデキストリンを含む、請求項11に記載の方法。 請求項15 栄養エマルションが、エマルション100ml当たり脂肪0.1から2.0グラムを含有する、請求項10から14に記載の方法。
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